この度、東京を拠点に活躍する《カンパニー デラシネラ》主宰の小野寺修二氏を作・演出・出演に迎え、約1ヶ月をかけて関西の俳優・ダンサーとともにマイムパフォーマンス作品『Xのフーガ’10』を創作・上演することとなりました。
本作品は、2008年3月に「XとYのフーガ」という企画で、小野寺氏が創作した40分の作品をベースにしたもので、今回新たなパフォーマーを迎えて1時間の作品へと拡充し、より洗練された作品を目指します。
神戸ゆかりの作家の一人、稲垣足穂氏の小説から発想を膨らませた『Xのフーガ』。
異国情緒溢れる神戸の街角を思わせる風景に、現実とも幻想ともつかない出来事が折り重なって想像の世界はどんどん広がっていきます。マイムという手法だからこそ生み出せる表現の可能性が存分に感じられる舞台となることでしょう。
初演より引き続き出演するメンバーには、小野寺作品にかかせない女性パフォーマー・藤田桃子さん、ダンサー・振付家として活躍する実力派《セレノグラフィカ》の阿比留修一さん、精華小劇場製作作品でユニークな身体表現を見せた《壱劇屋》の大熊隆太郎さん。新しく参加するパフォーマーには、独特な笑いのセンスで圧倒的な存在感を持つ福田転球さんや、維新派在籍中「キートン」で主役を演じた升田 学さん、《Ensemble Sonne》唯一の男性ダンサー・糸瀬公二さんといった異色のメンバーが顔を合わせます。
初演から2年を経て、新しい座組でパワーアップする『Xのフーガ’10』にご期待ください。
2010年3月26日(金)〜28日(日)全4回公演
3月26日(金) 19:30
3月27日(土) 14:00(★アフタートークあり)/18:00
3月28日(日) 14:00
全席指定
一般前売3,000円、当日3,500円、学生前売2,000円、当日2,500円