2020年2月デラシネラ新作『どこまでも世界』に向け、ある時間を設けたいと思います。
デラシネラはマイムから出発し、「ジェスチャー」とほど近いところにあって、表現として吹かれ飛んでしまうようなところにあります。普段の稽古では、ジェスチャーか否かについて度々議論します。その「立ち方」「目線」「間」「角度」・・・は、ジェスチャーなのでは?ジェスチャーが内包する「伝えよう」ではなく、素朴に点と点でイメージの提起を試みたい。行間を観る側にゆだね、日常に肉薄する知ってるつもりで知らない世界の表出ができないか。観る側が、目を凝らしそばだて感じ取るひそやかさ。その度合いについての一考察の時間を作れないかと思います。
破壊から気づく何か、知らず知らず想定内な中、答えを持たず突破口にまず穴をあけてみよう、というところです。音ではなく、身体が場を支配する。記憶の共有が、場を形作る。
以上を踏まえ、今企画の試みは下記二点です。終了後、アフタートーク(手話通訳あり)の時間を設けます。
※『見立てる』を使用・2019年2月のげシャーレ/横浜ダンスコレクション2019にて初演(台詞のない作品です)
- 全編無音。
- 出演者4名のうち1名、ろう者のダンサー雫境氏の参加(初演で小野寺のパート)
この時間への参加者を募集します。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
小野寺修二
2019年12月25日(水)19:00〜(受付開始・開場は20分前を予定しております)
1,000円(要予約・当日精算)
〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6
<交通案内>
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東京メトロ半蔵門線、 都営大江戸線「清澄白河駅」 A2出口 徒歩10分