本作はジェイソン・ロバート・ブラウンのブロードウェイ・デビュー作であり、1995年にオフ・ブロードウェイで幕を開けてから、世界中で約700のプロダクションが上演してきました。決して誰でもが歌えるような曲ではない、手強い曲の集まりにもかかわらず、これだけの公演が行われるということは、この作品の持つ力、魅力、普遍性を如実に物語っているでしょう。
そして驚くべきことに、彼は当時、弱冠25歳で、全16曲からなるミュージカル・レビューと題した作品をまとめ上げたのです。
彼の持ち味である、「一度聴いたら頭から離れない魅力的な音楽」「物語を超えた切実な言葉の力」「これまでのミュージカルとは明らかに違う新鮮な感覚」は、本作でも如何なく発揮されています。
また、1995年初演は、デイジー・プリンス(『オペラ座の怪人』などの演出家ハロルド・プリンスの娘)が演出にあたり、出演者の個性を十分に引き出すことに努めました。
その後、この時の成果もあって、父であるハロルド・プリンスが演出を行った『Parade』は、トニー賞作詞・作曲賞受賞という成功につながっていきます。
彼の中からほとばしり出る音楽の素晴らしさ。本作は、彼の作品の中で最も純粋であり、世界各国の人々の心を魅了し続けています。
【東京公演】日比谷シアタークリエ
2012年8月1日(水)~7日(火)
【大阪公演】森ノ宮ピロティーホール
2012年8月11日(土)、12日(日)
【北九州公演】黒崎ひびしんホール 大ホール
2012年8月14日(火)
【東京公演】
全席指定 9,500円
東京都千代田区有楽町1-2-1
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日比谷線 日比谷駅 A5 出口より徒歩3分
地下鉄銀座駅 C1出口より徒歩5分
JR有楽町駅 日比谷口より徒歩7分