白石加代子と佐野史郎という強力なタッグなくしては実現し得なかったこの企画。
2015年4月にVol.1を上演。小野寺修二の演出により二人が動き、動き、動く。これは朗読劇?ドラマリーディング?客席がうねりにうねり、笑いに笑い、そしてえもいわれぬ恐怖。読書中の脳内がそのまま舞台に飛び出し、五感で小説を体感させてくれた。2年の歳月を経て、待望の第2弾が堂々上演決定です。
小説家の入江は七年ぶりの里帰りで乗越駅にやってくる。無人と思い切符を出さずに改札を抜けようとすると、駅員に呼び止められる。入江の弁解を一切認めず駅員は言葉尻をとらえて執拗に入江をイビる。そこに、もう一人の駅員が来て子猫入りスープを作り始める。怖くなった入江は金を渡して逃げようとするが、余計怒りにふれて、無理やり猫スープを飲まされて… 逃げ場なしの悪夢的状況に佐野史郎はどうなってしまうのか…
母は家族を置いて家を出た。その母が死んだ。葬式で母の恋人と出会った「私」。初めてだった。男からそんな目で見つめられたのは。男の視線につき動かされ、彼の家へ通いつめる「私」。男が作ったベーコンを食べたとき、強い衝動に襲われ禁断の愛の味を知る――― 佐野史郎熱望により井上荒野にオファー。白石加代子と佐野史郎の禁断の愛はとてもスリリングで濃密な予感。
「ベーコン」佐野史郎
佐野史郎
2017年10月17日(火)〜22日(日)
全席指定 前売5800円 当日6000円(税込)(未就学児童のご入場はご遠慮ください)
〒170-0013 豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F
TEL:03-5391-0751
*「東京メトロ有楽町線東池袋駅」6・7番出口直結
*「JR池袋駅」より徒歩10分